C.ポーター(1891~1964)はアメリカのブロードウェイミュージカルの全盛期を支えた、ポピュラーソングの作曲家の1人。恵まれた家庭に育ち、幼年期より音楽の才能を発揮し、11歳にしてピアノ曲「ブルックリンワルツ」を出版するまでに成長した。1930年代以降、次々とミュージカル作品を発表。「昼も夜も」「ビギン ザ ビギン」「You’d be so nice to come home to」など、数多くのヒット曲を生み、粋で味わい深い作風で知られている。この「私の気持ちはダディのもの」は1938年発表のミュージカル「Leave it to me」からのヒット曲。ラテンリズムにのったエキゾチックなメロディーが印象的で上記の有名曲と共にたくさんの歌手やジャズミュージシャンに愛奏されている。